【植松死刑囚】「人間扱いしていない」植松死刑囚と同じ体質だった、もう一つのやまゆり園 虐待疑いや不適切な対応が横行、職員76人が関与 2022年09月20日 カテゴリ:ニューストレンド 1/7「中井やまゆり園」で男性入所者(右から2人目)を殴る職員(右端)=2021年9月(施設内のカメラ映像より。画像の一部を加工しています) 神奈川県の「中井やまゆり園」という県立の知的障害者入所施設で、職員による虐待の疑いが多数指摘されていたことを受け、県の調査委員会がこのほど、報告書を発表した。過去に虐待と認定されたケースや不適切な行為も含めると、問題のある事例は2015年度以降だけでも41件に上った。76人もの職員の関与が認められ、調査委員会は「日常の衣食住全てで不適切な対応が横行していた」と指摘した。一体なぜ、そんなひどい状態になってしまったのか。(共同通信=市川亨) 【動画】障害者暴行、幹部が隠蔽 神奈川県立「中井やまゆり園」 ▽天井が便まみれの部屋で生活 中井やまゆり園は神奈川県中井町にあり、自閉症や重度の知的障害がある人を中心に約90人が入所している。 2016年に障害者19人が殺害される事件があった県立「津久井やまゆり園」(相模原市)と名前が似ているが、津久井園は社会福祉法人の運営。中井園は県の直営で、職員は県の職員という違いがある。 調査委員会が9月5日にまとめた報告書には、耳を疑うような事例が何件も並ぶ。 「入所者の肛門に金属製のナットが入っていた」 「入所者の頭にそり込みを入れたり、前髪を一部だけ残して丸刈りにしたりした」 「スクワットを数百回させていた」 職員や入所者家族へのアンケートなどで寄せられた情報は91件。調査が終わっていない事案も約40件あり、虐待の件数はさらに増える可能性もある。 調査委員会が「虐待が疑われる」とした中には「居室の天井が便まみれとなった環境で生活させていた」というケースもあった。自分の大便を部屋の天井に投げ付けるという行動をする30代男性入所者がいて、掃除がきちんとされていなかったという。(略) タグ :#植松死刑囚#職員76人#虐待疑い#人間扱いしていない#中井やまゆり園#神奈川県#知的障害者入所施設#障害者暴行